食は台北にあり

子連れでも食を楽しめる台湾

食は台北にあり中華料理を楽しむなら、中国本土よりも台北に行くべきです。味付け、種類の多さ、衛生、価格、センスなど、あらゆる要素のレベルが高く、ハズレがないと言っても過言ではありません。

また、子連れの海外旅行でもっとも心配なのが子どもの具合。衛生面で比較的に良い台湾なら、通常の注意で感染を予防できるので、子連れの海外旅行先に最適と思います。なお、筆者の経験ですが、大人も含め、水道水も生水も飲んではいけません。のどが乾いたら、沸かした水、またはコンビニやスーパーで売られているミネラルウォーターを飲んでください。

 

台北で豊かな食文化を楽しむ

歴史により、中国大陸から台湾に渡った人が多いことから、台湾で中国各地の料理を食べられます。台湾料理はもちろん、四川料理、広東料理、江浙料理、上海料理、北京料理、客家料理、小吃、スイーツ、豊かな食文化を楽しめます。

料理代表的なメニュー
台湾料理中国の福建地方がルーツ。醤油ベースの味付けが特徴。
花枝丸(油で揚げたイカ団子)、米粉(ビーフン)、菜脯蛋(切り干し大根の入った卵焼き)など
四川料理様々な香辛料をアレンジした辛い味付けが特徴。
回鍋肉、麻婆豆腐、紅油抄手(辣油などの香辛料で和えたワンタン)など
広東料理食材の味を生かした味付けが特徴。
魚翅(ふかひれスープ)、蠔油牛肉(牛肉のオイスターソース炒め)、飲茶など
江浙料理味、香り、食感、盛り付けなどを極めた料理。さっぱりした塩味が特徴。
東坡肉(醤油と砂糖のタレで甘く煮込んだ豚ばら肉)、紅燒獅子頭(油で揚げた肉団子を煮込み料理)、龍井蝦仁(龍井茶の茶葉を調味料に使ったえび炒め)など
上海料理濃い味付けが特徴。
油爆河蝦(川エビをサッと油で揚げた料理)、八寶鴨(ハム、えびなど八種類の食材を鴨に詰めた料理)、烤麩(麩を使った料理)など
北京料理清王朝の宮廷料理として発達した料理。
北京烤鴨(北京ダック)、炸醬麵(ジャージャー麺)、水餃子など
客家料理客家人の郷土料理。食材によく漬物を使い、脂こく、塩辛く、濃い味付けが特徴。
梅干扣肉(豚肉と漬け菜を使った料理)、釀豆腐(肉詰め豆腐)、客家小炒(豚ばら肉とするめいかの炒め料理)、酸菜豬肚湯(漬け菜と豚の胃のスープ)など
小吃屋台や街中の小さな飲食店で気軽に食べられる一品料理。
魯肉飯(豚ひき肉などを炒めて煮込んだ具をのせたご飯)、排骨飯、麵線(とろっとした食感のそうめん)など
スイーツ芒果冰(マンゴーかき氷)、豆花(豆乳を固めた柔らかい豆腐のような物)、芝麻湯圓(ゴマあん入り白玉)、珍珠奶茶(タピオカミルクティー)など

メニューの見方

中華料理のメニューを見ると、食材・調理法・味付けを意味する文字が記載されています。食事をより一層楽しむなら、これらのキーワードを覚えると便利です。

調理・味文字意味
調理湯やスープで煮込む
油で炒める
油で焼く
油で揚げる
高温の油でサッと炒める
煮、炒、煎、炸などの調理法で一度調理した後、調味料を加えて煮込む
直火であぶり焼きにする
水に調味料を加えて煮込み、味付ける
すっぱい味付け
あまい味付け
辛い味付け
塩辛い味付け
にがい味付け

果物

台湾中部は北回帰線に位置するので、亜熱帯も熱帯も有する台湾は多くの果物を収穫できます。そのため、果物は値段が安い上、熟した状態で売られているので、どの果物も新鮮でおいしい。青い状態で輸入される果物と違い、台湾を訪れたらぜひ旬の果物を楽しんでください。

筆者の経験ですが、家族旅行で台湾を訪れた際、妻が食べたいということで釋迦頭(シュガーアップル)を買ったが、日本での経験で三日以上そのまま放置した結果、釋迦頭は崩れるほど軟らかくなりました。台湾で果物を買ったらすぐに食べましょう!

日本名中国名時期
パッションフルーツ百香果5~9月
マンゴー芒果5~10月
ドラゴンフルーツ火龍果5~10月
シュガーアップル釋迦頭7~12月
スターフルーツ楊桃10~3月
レンブ蓮霧11~6月
パパイヤ木瓜通年
パイナップル鳳梨通年
バナナ香蕉通年
グァバ芭樂通年