悠遊カード – 台湾旅行で便利な交通カード
台湾で広く使われている悠遊カード(悠遊卡)
台湾にはJR東日本のSuicaやJR西日本のICOCAのような、悠遊卡(EASYCARD、以下悠遊カード)という名の交通カードがあります。台湾の悠遊カードはただの交通カードではなく、台北市内を走る鉄道 – 台北捷運(台北MRT)、バス、駐車場、台湾鉄道、高速鉄道、長距離バス、レンタルサイクル、タクシー、フェリー、公共料金、病院、観光地、図書館、および多くの提携商店など、広く使われています。
その上、悠遊カードは電子マネーとして交通利用や買い物の支払うに使えるだけでなく、前記の機能に加え、多くの学校や会社で写真付きの学生証や社員カードとして、登下校や出退勤の管理、学校生協での買物にも使われています。
中国語がわからない外国人旅行者にとって、ショッピング時の会話や小銭のやり取りがなくなるので、悠遊カードはかなり便利です。
悠遊カードの優待特典
台北の地下鉄である台北捷運で悠遊カードを使うと、特典として電車賃が安くなるほか、さまざまな優待特典が受けられます。
- 悠遊カードを使って台北捷運(台北MRT)に乗車すると、電車賃が20%安くなります。
- 悠遊カードを使って高雄捷運(高雄MRT)に乗車すると、電車賃が15%安くなります。
- 提携商店で悠遊カードを使って買い物すると、価格割引、会員ポイントの付与、提携商店独自の特典など、何らかの優待が受けられます。
- 子連れ向け情報
- 台湾の交通機関において、座席指定の場合を除き、原則的に6歳以下は無料です。ただし、身長115cm以上かつ150cm未満のこどもは、証明が求められる場合があるので、ご留意ください。
悠遊カードの購入方法
悠遊カードは多くの種類が発行されているが、外国人旅行者が買えるのは、ICチップ付きの普通カードだけです。セブン-イレブン、ファミリマート、Hi-Life、OK martなどのコンビニ、および台北捷運(MRT)、桃園捷運、高雄捷運の各鉄道会社の駅で購入できます。なお、悠遊カードは購入時、100台湾元のカード代がかかります。購入した時点ではチャージされていないので、購入後にチャージしてください。
悠遊カードのチャージ方法
セブン-イレブン、ファミリマート、Hi-Life、OK martなど、各コンビニのレジ、および各鉄道会社の駅窓口やチャージャー(現金入金機)でチャージできます。
チャージ場所 | チャージ可能金額 |
---|---|
台北捷運(MRT)の各駅窓口 ファミリマートのレジ | 1元単位 |
台北捷運(MRT)の各駅構内のチャージャー(現金入金機) 桃園捷運の各駅窓口およびチャージャー(現金入金機) | 100台湾元単位 |
セブン-イレブン、Hi-Life、OK martなど、各コンビニのレジ | 100台湾元以上 |
悠遊カードの使い方
使い方は、SuicaやICOCAと同様、鉄道利用の場合は改札機、ショッピングの場合はレジにある読み取り機にカードをタッチするだけです。
悠遊カードの決済限度
悠遊カードの決済限度額は1回につき1,000台湾元まで、決済限度額は一日3,000台湾元までになります。ただし、公共料金、学費、医療費、交通料金、駐車場料金、および公共性のある決済は例外です。
台北捷運(MRT)利用時の注意
台北捷運(MRT)で悠遊カードを利用する際、以下の場合は運賃のほかに時間超過料が請求されるので、ご注意ください。
- 同一駅での出入りで15分以上かかった場合、時間超過料がかかります(※見送りなど、15分以内の利用なら無料)。
- 異なる駅での出入りで2時間以上かかった場合、時間超過料がかかります。
悠遊カードの払い戻し
悠遊カードを使わなくなったら、悠遊卡公司(悠遊カード会社)や台北バスターミナルにあるカスタマーセンターで返金手続きを行えば返金してもらえます。カードが破損していなければ、その場で返金されます。なお、返金手数料として20台湾元が請求されます。
よほど大金をチャージしていなければ、旅行中にお金と貴重な時間を使って返金手続きを行うのが現実的でないので、次回の台湾旅行または紀念に持ち帰りましょう。
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